こらむ
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五色桜の名前の由来
五彩の雲がたなびくような景色と絶賛される
明治19(1886)年、荒川堤に植栽された桜は、
青(紫桜)、赤(関山)、白(白妙)、黄(鬱金)、
黒(墨染)を始めとした色とりどりの里桜78種、3225本。
約5.8kmの桜ロードは、当時の新聞に「五彩雲がたなびくよう」と絶賛されたことから、「五色桜」と呼ばれるようになったといいます。
興野(おきの)神社
江戸時代、紙すきを副業とした農村、旧興野村の鎮守だった神社で、今は子どもたちの絶好の遊び場になっています。
神社本殿の姿を覆い隠すようにそびえ立つ2本のイチョウの木が目印です。
そのうちの1本は、幹周(地上高1.2mの胴回り)の太さが4.42mと区内最大。区の保存樹となっています。
【距離】高野駅から徒歩13分
【住所】興野二丁目1番
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恵明(えみょう)寺
真言宗の古刹。六阿弥陀詣第二番札所で、本尊の阿弥陀如来像は、荒川に身を投げた悲劇の足立姫の霊を弔うために、熊野の霊木から造られたという伝説があります。
昭和57(1982)年に足立区の第一号有形文化財に登録されました。
境内にある休憩舎から美しく整備された花木を眺めるのも良いでしょう。
【距離】高野駅から徒歩12分
【住所】江北二丁目4番3号
【時間】8:00~16:00
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五色堤公園
荒川堤の五色桜は、第二次大戦後の伐採や工場の煙害などで一度絶滅しましたが、明治45(1912)年にワシントンに寄贈した五色桜の孫桜が里帰りし、復活しました。
そのうち現在20本ほどが、かつて名をはせたゆかりの地に、今も鮮やかに咲き誇っています。
公園内には桜の提唱者で初代江北村の村長、清水謙吾翁の栽桜記碑があります。
【距離】高野駅から徒歩13分
【住所】江北二丁目8番4号
【電話】03-3880-5314(公園管理課西部公園係)
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