心もあたたまる極上ラーメン

  • 2024年10月21日
  • 2024年10月23日


店主が研究を重ねて作り上げたラーメンは、スープ、麺、具材など、細部に至るまでこだわりが詰まっています。そんな極上の一杯を味わえる、ラーメンの名店3軒を紹介します。

【この記事で紹介する店舗】

煮干し中華そば 山形屋(にぼしちゅうかそば やまがたや)

2019年にオープンした『山形屋』は、山形県酒田市出身の店主・池田重美さんと妻の亜希さんの2人で切り盛りしています。

看板メニューの「中華そば」は店名通り山形に昔からある醤油ラーメンを改良し、酒田市の有名店『ケンちゃんラーメン』をリスペクトしつつ、アレンジを加えたもの。煮干し出汁が効いたスープが、ちぢれた手揉み麺とよく合います。うす口、濃口、こってりなど、好みや気分によって選べるのもうれしいポイント。また、毎週末に限定メニューを提供しているのもこだわりで、蟹味噌や牡蠣など魚介を中心とした食材のスープが登場します。

「開業後も色々な方法を試しながらブラッシュアップしてきました。まだまだ勉強を楽しんでいます」と池田さん。何度通っても飽きないだけでなく、新しい味に出会える期待も膨らむお店です。

「煮干し中華そば」950円。 大山鶏の胸肉を低温調理したチャーシューは、驚くほど柔らかくてジューシー!
麺と一緒に食べやすいようにと細めにしてあるメンマは、テイクアウトも可能。おつまみに買って帰る人も多いそう。
夫婦で協力しながらテキパキと準備する様子がカウンター席から垣間見えます。

【外観・内観】

【店舗情報】

煮干し中華そば 山形屋
電 話:070-6960-0641
営業時間:11:00~14:30(土は11:00~14:30・17:00~19:45、日は11:00~14:30・17:00~19:30)
定休日:月曜・隔週火曜
席:11席
住 所:足立区竹の塚3-5-1
予 約:不可
テイクアウト:可(一部メニューのみ)
バリアフリー対応:要相談
Wi-Fi接続:なし
アクセス:東武スカイツリーライン竹ノ塚駅東口から徒歩約15分
SNS:https://www.instagram.com/niboshityuukasobayamagataya/


らーめん 桔梗と空(らーめん ききょうとそら)

「食べることが好きなんです」と話す店主の伊豆和也さん。前職で経営に携わった経験や転勤で日本各地のグルメを味わったことも活かし、脱サラして神田淡路町の名店『麺巧 潮(めんこう うしお)』で修業、2019年に開店しました。

メニューは「淡麗醤油」と「濃厚煮干し」の2本柱。「淡麗醤油」のスープは4種類の醤油をブレンドし、火入れと熟成で完成まで1週間かけた、醤油のうまみが効いた味です。しっかりした歯応えの麺は修業先で身につけた製麺の経験と技術を活かし、製麺所に特注しているもの。

独立当初は都心への出店も考えていたといいますが、「西新井の地元住民の方々やたくさんの常連のお客さまに支えられたこともあり、ここで恩返しをしていきたいです」と伊豆さん。「西新井駅前再開発による立ち退きのため北千住に移転しますが、そこはあくまで2号店。いつか本店を西新井につくります」。
※2024年12月に北千住へ移転予定。

「(桔梗)味玉淡麗醤油らーめん」1,100円。卓上の辛味調味料「しょうゆすこ」やおろしニンニクを加えて味変も楽しめます。
細かく刻んだチャーシューと玉ねぎが相性ぴったりな「ミニチャーシュー丼」400円。
店主の伊豆さん(写真中央)と、一緒にお店を切り盛りするスタッフさん。

【外観・内観】


【店舗情報】

らーめん 桔梗と空
電 話:03-5888-6776
営業時間:11:00〜15:00・18:00〜21:00(日は11:00〜16:00)
定休日:月曜、第2・4火曜
席:8席
住 所:足立区西新井栄町1-12-8
予 約:不可
テイクアウト:不可
バリアフリー対応:要相談
Wi-Fi接続:なし
アクセス:東武スカイツリーライン西新井駅西口から徒歩約2分
SNS:https://www.instagram.com/ramen_kikyo_sora/
※2024年12月に北千住へ移転予定。


東京屋台らーめん 翔竜(とうきょうやたいらーめん しょうりゅう)

北千住駅西口を出て南へ、小さな酒場がいくつもひしめきあう“飲み屋横丁”の一角にあるのが『東京屋台らーめん 翔竜』です。この店の始まりは、1997年の渋谷・宮益坂。店名の通り屋台として営業しており、翌年に北千住に移転して店舗を構えました。

千住名物と名高い「翔竜麺」は、屋台時代に生まれた味であり、この店の看板メニューです。とんこつに塩だれと背脂を加えたスープは、脂の甘みがまろやかでクリーミー。見た目ほどこってりしておらず、むしろあっさりとした印象すら感じられます。屋台時代は女性客がかなり多かったという逸話も納得の食べやすさです。

「このへんもすっかり変わりましたね。昔はこんなに人も歩いてなかったし」と“飲み横”を眺める店主の橋田竜八さん。ランチにはもちろん、飲んだ後の〆にもぴったりな「翔竜麺」は、北千住を訪れたらぜひ食べておきたい一杯です。

「翔竜麺」950円。鶏、豚、羅臼昆布の出汁が効いたスープはうまみたっぷりです。
厨房で仕込みを進めるスタッフさん。昼時や夜更けには店前に列もできる人気店です。
店内には屋台時代の写真も飾られています。中央に写っているのが店主の橋田さん。

【外観・内観

【店舗情報】

東京屋台らーめん 翔竜
電 話:03-5813-3258
営業時間:11:00~15:00・17:00~01:00(金曜・土曜夜は~2:40、木曜夜は18:00~翌1:00、日曜夜は18:00~0:00)
定休日:水曜
席:20席
住 所:足立区千住1-39-12
予 約:12:00〜13:00のみ、3名以上で予約可
テイクアウト:可
バリアフリー対応:要相談
Wi-Fi接続:なし
アクセス:JR常磐線ほか北千住駅西口から徒歩約3分
SNS:https://www.instagram.com/shoryu_kitasenju/


(この情報は、令和6年9月30日時点のものです)

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