ココロもカラダもあたたまる千住のおでん

  • 2024年2月19日


魅力ある飲食店がたくさん揃う千住界隈のなかでも、今回はおでんが名物のお店をご紹介。各店それぞれ個性的なおでんを食べて、心も体も温まりましょう!

【この記事で紹介する店舗】

日本酒 松本(にほんしゅ まつもと)

北千住駅西口から歩くこと約10分、落ち着いた空間で多彩な日本酒と料理のマリアージュが楽しめるお店です。

旬の素材を用いた料理が日替わりで並ぶなか、定番の看板メニューがおでん。カツオ節とイリコのダシで煮込む上品な風味が人気です。大根やこんにゃくなどおなじみのタネのほか、自家製の練り物が自慢で、九条ネギ天や紅ショウガ天、海老と白身魚のすり身を蒸して作る海老しんじょなど、手間も時間もかけた味わいは絶品。それぞれの旨みが溶け込んだダシがその味わいを深めます。合わせるお酒はお好み次第ですが、店主の出身地・岩手県の銘酒で、熟成した旨みが特徴の「酉与右衛門」はおでんとの相性が抜群。少量ずつ3種類を選べる飲み比べセットで好みの味を見つけるのもおすすめです。


【(奥から時計回りに)大根200円、海老しんじょ350円、九条ネギ天200円、紅ショウガ天200円、しらたき150円、鶏つくね200円】

すっきりとした風味のダシを継ぎ足して使う、味わい深いおでんは13種類。生麩やツブ貝なども人気です。

【岩手産短角牛のたたきネギ塩ダレ 950円】

吊るし熟成で旨みを引き出す岩手産短角牛もこちらの名物。赤身をさっと炙ったたたきをネギ塩ダレでいただきます。

【日本酒飲み比べセット 1,400円~】

飲み比べセットは、「酉与右衛門」以外の銘柄の場合1,500円に。「常時40~50種類揃う日本酒と自慢の料理を楽しんでください」と店主の松本さん。

【外観・内観】

【店舗情報 】

■日本酒 松本
電 話:070-9024-0227
営業時間:11:30~14:00(LO13:30)、17:00~24:00(LO23:00)
     土曜17:00~24:00(LO23:00)
     日曜16:00~22:30(LO21:30)
定休日:水曜、不定休あり
席: 38席
住所:足立区千住中居町25-5
テイクアウトの予約:不可
バリアフリー対応:要相談
Wi-Fi接続:なし
アクセス:JR常磐線ほか北千住駅西口から徒歩約10分
Instagram:https://www.instagram.com/sakematsumoto/


おでん よし田(おでん よしだ)

商店街を進むと見えてくる「おでん」の赤ちょうちんに心がおどる、静岡おでんのお店です。「子どもの頃、東京の下町の屋台で食べた“真っ黒いつゆ”のおでんを再現したくて、静岡おでんに行き着きました」と店主の吉田隆志さんは話します。

静岡おでんは、牛すじダシとカツオダシのコク深いつゆで煮込み、つゆなしで食べるのがスタンダード。ダシ粉と青海苔をふりかけていただきます。イワシのすり身でつくる黒はんぺんをはじめ、静岡おでんならではの牛や豚のホルモン、こっくりとしたつゆが染みた大根など味わい深いおでんを堪能できます。カウンタ―に置かれたおでん鍋から、セルフサービスで串を選んで運ぶのも本場のスタイル。お好みでつゆ入りでも味わえます。土日は昼時から開店。気軽に家族連れで訪れても楽しい小さなお店です。

(奥から時計回りに)黒はんぺん、ふわ、玉子、大根 各170円

タネは全14種類で一律170円。イワシのすり身が原料の黒はんぺん、ふわ(牛の肺)はぜひ味わって。日本酒はお燗に合うものが揃い1合500円~。



【牛すじ肉豆腐 600円、ツナマカロニサラダ 350円】

牛すじを使い、すき焼きの味つけにした肉豆腐は卵とともに。ピリッと辛みの効いたサラダはお酒のあてにもぴったり。



お酒のあてのほか、しょっつる鍋や締めの山形ラーメンなども人気。「土日の昼はいなり寿司も用意しています」と吉田さん。



【外観・内観】



【店舗情報】

■おでん よし田
電 話:070-1473-5582
営業時間:17:00〜23:00(LO22:30)、土曜・日曜12:00〜23:00(LO22:30)
定休日:月曜
席:8席
住所:足立区千住東2-5-14
予約:可
テイクアウトの予約:不可
バリアフリー対応:要相談
Wi-Fi接続:なし
アクセス:JR常磐線ほか北千住駅東口から徒歩約5分


大衆酒場 くろ(たいしゅうさかば くろ)

歴史ある居酒屋や小粋なバルが建ち並ぶ北千住駅西口の飲み屋横丁。はしご酒も楽しい通りの中ほどに位置するのがこちらのお店です。

名物は珍しいカレーおでん。席に着くとまずオーダーする人も多い人気メニューです。2018年の開業時にスープカレーの本場、北海道出身の店長・冨田勇太さんが考案し、おでんつゆとの最適なバランスを探して何度も試作。ほんのりカレー味のおでんに仕立てました。さらりと辛すぎないカレーがダシの風味とマッチして、練り物の旨みも溶け込んだ味わいはクセになるおいしさです。おでんと並ぶ名物の「黒からあげ」や串焼きなどの居酒屋料理をはじめ、カルパッチョやアヒージョなど洋風メニューも充実。豊富な種類のサワーやハイボールとともに楽しめます。

カレーおでん5種盛り 590円

奥から時計回りに、ちくわ、大根、つくね、こんにゃく、がんも。おでんは数に限りがあるので早めの来店がおすすめです。

【黒からあげ 520円、昔ながらの赤ウィンナー 390円、ささみの串焼き(梅・ワサビ)各200円】

見た目にもインパクト大の黒からあげは、海苔の佃煮の風味が香る一品。懐かしさにときめくタコの形の赤ウィンナーなど、個性的で楽しい料理が人気です。

焼き物担当の店長の冨田さん、手早く料理を作るスタッフの長井さんが迎えてくれます。

【外観・内観

【店舗情報 】

■大衆酒場 くろ
電 話:03-6806-2771
営業時間:15:00〜24:00(LOフード23:00、ドリンク23:30)
     金曜・土曜15:00〜24:30(LOフード23:30、ドリンク24:00)
     日曜15:00〜23:00(LOフード22:00、ドリンク22:30)
定休日: 無休
席:24席
住所:足立区千住1-32-6 高橋ビル1F
予約:可
テイクアウトの予約:一部可(おでんは不可)
バリアフリー対応:要相談
Wi-Fi接続:なし
アクセス:JR常磐線ほか北千住駅西口から徒歩約3分
HP:https://izakaya-kuro.com/


炙りや あんどん(あぶりや あんどん)

全国の銘酒と炭火焼き、アゴダシおでんが名物のお店です。九州から取り寄せるトビウオ(アゴ)でひく風味豊かなダシを用いることで、素材の持ち味を活かしたおでんに仕立てます。17種類あるタネは、大根などの定番のほか、関東おでんの名物・魚すじや新潟の栃尾油揚げ、自家製のさつまあげやイワシのつみれ、カマンベールチーズなど多彩なラインナップ。夏は冷たい野菜のおでんが登場します。

足立市場で厳選した魚やこだわり野菜の炭火焼きなどの料理が出来上がるのを待ちながら、まずはおでんで一杯がおすすめの楽しみ方。旨みの濃い山廃仕込みの純米酒と相性がよく、この時期はぬるめの燗で温まりましょう。締めにはおでんダシのお茶漬けやアゴダシのワンタンスープを。土日祝日は12時から営業し、おでんで昼飲みも楽しめます。

(奥から時計回りに)ちくわぶ150円、大根、紅ショウガさつま、栃尾油揚げ、魚すじ、イワシつみれ 各200円

継ぎ足しせずに毎日仕込むダシで絶品のおでんに。厚みのある大根や大ぶりの栃尾油揚げをひと口噛むと、ダシの旨みがジュワッとあふれます。

菊姫純米酒(300cc) 1750円、つきだし(3種盛り合わせ)

おでんと相性のいい石川県産「菊姫純米酒」。ちどりで提供する燗酒が風情たっぷりです。つきだしは磯ツブ貝やカキ豆腐などを日替わりで提供。



日本酒はその季節のおすすめを随時更新。「現在は石川県の銘酒を取り揃えて能登半島の復興を応援しています」と店主の佐々木さん。



【外観・内観

【店舗情報 】

■炙りや あんどん
電 話:03-5284-7797
営業時間:16:00~23:00(LO22:00)
     土曜12:00~24:00 (LO23:00)
     日曜・祝日12:00~22:00 (LO21:00)
定休日:不定休
席:55席
住所:足立区千住3-68
予約:可
テイクアウトの予約:不可
バリアフリー対応:要相談
Wi-Fi接続:なし
アクセス:JR常磐線ほか北千住駅西口から徒歩約2分
HP: https://www.aburiya-andon.com/
Instagram:https://www.instagram.com/aburiya_andon


(この情報は、令和6年2月9日時点のものです)

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