足立区最大のパワースポット!歴史ある寺院が美しい「西新井大師」に行ってみた
- 2016年12月16日
- 2022年4月28日
神社や仏閣など歴史あるスポットが数多く存在する足立区。
実はその中に「足立区最大級」と言われるパワースポットがあることはご存知でしょうか。
その場所とは、歴史と文化が今も色濃く残る寺院「西新井大師」。
「関東三大厄除大師」としても知られており、私たちを魅了する数多くのパワースポットが存在しています。
ということで今回は、心も体も癒される、足立区最大のパワースポット「西新井大師」にお邪魔してきました!
そもそも西新井大師って?
西新井大師は正式名「五智山遍照院總持寺(ごちさん へんじょういん そうじじ)」と言い、真言宗豊山派の寺院です。
真言宗を開宗した弘法大師は、歴史上「空海」として知られる有名人で、地元では「お大師さま」の愛称で親しまれています。
また、西新井大師は「関東三大厄除大師」の1つとしても知られており、境内には壮大な景観を誇る大本堂をはじめ、文化的にも価値の高い建造物が数多く存在しています。
厄除け以外にも、様々な所願成就や子どもの初参り、七五三、毎日の護摩祈願など、様々な祈願も行われており、江戸時代から続く祈願所としても有名です。
東武大師線「大師前」駅から歩いてすぐの場所にあり、関東の様々な場所から、多くの人が訪れる場所となっています。
足立区最大のパワースポット「西新井大師」に行ってみた
ということで早速、「西新井大師」に行ってみました!
「西新井大師」の特徴は、なんといっても様々なパワースポットが点在していること。
静かで落ち着いた境内の中を散策してみると、心安らぐ数多くのパワースポットに気付くことができます。
趣きのある姿で私たちを迎えてくれる「山門」
西新井大師の境内に入る前に、まず最初に目にするのが「山門」。
江戸時代後期に建立された歴史ある門ですが、いきなり見ごたえ十分な迫力で私たちを迎えてくれます。
不思議な姿のお地蔵さん「塩地蔵」
山門の後に目に入るのが、この不思議な姿のお地蔵さん「塩地蔵」です。
「イボ取り」などにご利益があると言われており、塩を頂き、患部に擦りこみ功徳があれば、倍の塩を返す習わしになっています。
四国巡礼の旅を西新井で!「四国八十八箇所お砂踏み霊場」
一周することで、お大師さまのご利益と観音慈悲の功徳を受けられるという、何とも贅沢なパワースポット。
四国八十八箇所巡りの霊場と高野山のお砂が敷き詰められているため、「いつか四国巡礼の旅へ出たい」という人も、ここ西新井で体験することができますよ。
心惹きつける姿が魅力的な「弘法大師立像」
お大師さまが四国行脚をした際の立像を見ることができます。
凛とたたずむその姿はとても風情があり、魅了されること間違いなしです。
圧倒的な存在感と災厄除けのパワースポット「大本堂」
西新井大師の中央にそびえ立つのが、圧倒的な存在感を放つ「大本堂」。
十一面観音と弘法大師をまつる黄金の本堂内は、まさに大迫力そのものです。
護摩祈祷などもここで行われ、「関東三大厄除大師」にふさわしい、災厄除けのパワースポットとなっています。
”西新井”の地名の由来、実は井戸から来ていた!?
西新井大師の境内には「加持水の井戸(かじみずのいど)」と呼ばれる井戸が、ひっそりと存在しています。
普段はあまりこの井戸を気にかける人はいませんが、実はこの井戸、西新井大師にとって「重要な場所」であることはご存知でしょうか。
時は平安時代、このあたりは不作と疫病で多くの人々が苦しんでいました。
そこへ、十一面観音のお告げを聞いたお大師さまがやって来ます。
疫病で苦しむ多くの人を見たお大師さまは、人々を助けるため、十一面観音像と自身の像を彫り、二十一日間の祈願を行いました。
すると、枯れていた井戸から、不思議なことに湧き水が溢れ出し、人々の疫病を癒していったのです。
後にこの奇跡のような出来事は、お堂の“西側”にある井戸から始まった、ということで現在の「西新井」の由来となりました。
つまりここは、西新井にとって「はじまりの地」。西新井大師の中でも、重要な場所なのです。
他にもまだまだある、境内の見逃せないパワースポット
西新井大師の境内を見渡せば、まだまだ見逃せない魅力的なスポットが存在しています。
時間があれば、こちらもゆっくりと散策してみましょう!
女性のためのお堂「如意輪堂(女人堂)」
もともと西新井大師は、「女性の厄除け祈願所」として栄えていました。
今でも大本堂の裏には女性のためのお堂があり、女性の様々な願い事にご利益がある場所として、多くの女性が訪れます。
商売繁盛・出世運のパワースポット!「出世稲荷明神」
西新井大師の鎮守としてまつられるのが、ここ「出世稲荷明神」。
五穀豊穣の神である稲荷明神ですが、商売繁盛・出世運のパワースポットとしても知られています。
希少価値の高い建造物の数々
境内にはその他にも「十三重宝塔」と呼ばれる13段の塔、高野山の奥の院を奉迎した「奥の院」、明治から残る建造物「三匝堂」など、希少価値が高い見どころがたくさんあります。
境内に咲き誇る見事なぼたん園
実は、西新井大師は「西の長谷寺・東の西新井」と言われるほど、ぼたんの名所としても有名な場所なのです。
4月上旬から見ごろになる、約百品種2500株の見事な牡丹や藤の花など、四季折々のお花を楽しむことができます。
・・・このように筆者も境内のあちこちを散策しましたが、散策すればするほど、新しいスポットが。
この「訪れる度に新しいスポットが再発見できる楽しさ」があるのも、西新井大師の隠れた魅力の一つなのかもしれませんね。
境内散策の後はここ!元気いっぱいになる「絶品グルメ」
西新井大師のパワースポットは、まだまだこれだけでは終わりません。
山門前にある参道の周辺には、食べ歩きにおススメの絶品グルメも。
有名な「草団子」や「手焼きせんべい」はもちろん、女性にも嬉しいカフェなどもあり、ジャンルは実に様々。
西新井に伝わる伝統の味は、心も体も元気いっぱいになること、間違いなしですよ!
西新井大師の名物「草団子」
西新井大師の名物と言えば、やっぱり「草団子」。
山門前には老舗のお店「中田屋」と「清水屋」があり、どちらも程よい甘さが絶品の一言。
食べ歩きにもおススメしたい、西新井大師代表のグルメです!
出来立てがおいしい!「手焼きせんべい」
西新井大師は「手焼きせんべい」も有名です。
たくさんの種類がありますが、一枚からでも注文できますので、ぜひ自分好みの味を見つけてみてくださいね。
見たら幸運!?不定期運行の「大師線レトロ電車」
最後に、境内や参道の他にもある、西新井大師の隠れたパワースポットをご紹介しましょう。
それは、東武大師線「大師前駅」-「西新井駅」間を運行する東武鉄道の電車。
この車両には、リバイバルカラーとして、昭和30年代に運行されていた幻のオレンジカラー車両が運行されており、いつ見ることができるかは、まさにあなたの運しだいなのです。
運行スケジュールは不定期のため、もし見ることができれば、幸運間違いなしですね!
ちなみに筆者が訪れた日は普通の車両でした・・・
あとがき
以上、足立区最大級を誇るパワースポット「西新井大師」をご紹介していきました。
歴史ある寺院から美味しいグルメ、珍しいレトロな電車まで、西新井大師には様々な魅力がいっぱいです。
下町らしい静かでゆったりとした時間は、普段忙しい人だからこそ、より快適な時間が堪能できるのでは、と感じました。
様々な魅力あるスポットが点在する西新井大師、ぜひ時間を見つけて、気軽に散策してみてくださいね。
~西新井大師はいつ行くのがおすすめ?~
西新井大師では毎月21日に「毎月の縁日」を行っています。
その日はお大師さまのご縁日ということもあり、多くの参拝者が訪れます。
露天商も出店しておりますので、もし都合が合うようなら、この日を狙ってみるのもおすすめ。
中でも”12月21日”は、今年最後のご縁日「納めの大師」が開催される日です。
一年の感謝を込めた年内最後のご縁日として、この日は特に多くの参拝者で賑わいますので、ぜひ訪問してみてください!