性翁寺

施設名 性翁寺
概要 「木余り如来」で知られる浄土宗の寺院で、龍燈山貞香院性翁寺と号します。六阿弥陀伝説によれば、足立庄司宮城宰相の娘・足立姫が豊島左衛門尉清光に嫁ぎましたが、引出物が粗末とそしりを受け、里帰りの際、侍女12人と荒川に身投げをし命を絶ちました。宮城宰相は諸国の霊場を巡り、紀伊国熊野権現で得た霊木を熊野灘へ流すと、国元の熊野木に流れ着きました。諸国行脚中の行基が霊木から6体の阿弥陀仏を彫刻し、余り木からもう1体作りました。これが、寺の本尊、木余り如来こと阿弥陀如来坐像です(東京都指定有形文化財)。正誉龍呑上人が明応元年(1492)に像を安置した草庵を一寺に改めました。その後、小田原北条氏の家臣であった阿出川対馬守貞次という者が宮城村に来て寺を再興し、慶安2年(1649)、3代将軍徳川家光から朱印地10石を拝領しました。境内には足立姫の墓のほか、六阿弥陀の隆盛を伝える木余如来碑、一石に六地蔵を浮き彫りにした石仏など多くの石造物があります。
住所 足立区扇二丁目19番3号
アクセス 北千住駅からコミュニティバスはるかぜ鹿浜5丁目団地行き 扇大橋下下車 徒歩8分
日暮里・舎人ライナー扇大橋駅(西口)徒歩8分
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