「あだち花季行」第3回 藤・牡丹(ぼたん) 花の香りに誘われてひとり藤と牡丹を眺める会を開催してみた
- 2017年4月28日
- 2022年1月11日
我輩はワガハイである。足立区に生まれ落ちて2年になる。
黄金週間。ニンゲンたちは「待ってました」とばかりにレジャーだ旅行だと浮き足立っているが、我輩はのんびりと花を愛でるのだ。
今日は、藤・牡丹の両方を楽しめる場所に足を運んでみるとする。いわずと知れた花の名所・西新井大師である。
西新井大師
4月26日。今年もみごとに藤が咲いている。
藤を眺めていると心が穏やかになるのを感じるのだ。
ずっと見上げているので首が痛くなるのがちと難点であるが。
「下がるほど、人の見上げる 藤の花」。
藤の花は下がれば下がるほど(しなだれるほど)人は見上げる。
謙虚になれば、人は認めてくれるという言葉である。ニンゲンの世界も猫の世界も、謙虚さは大切なのである。
こちらは牡丹もすばらしいぞ。敷地内にボタン園があり、約100種、2,500株の牡丹が楽しめる。
現在ほとんどが満開であったので、ベストタイミングであった。
花の命は短い。まだ見ていないという者は急いだほうがよいぞ。
西新井大師 ■住所:足立区西新井1丁目15-1 |
【花言葉】
藤:やさしさ 歓迎 など
牡丹:風格 富貴 など
あとがき
「立てば芍薬 座れば牡丹(ぼたん) 歩く姿は百合の花」。
美しい人の姿や佇まいを例えた言葉である。
満開の牡丹の花を前に、華やかな着物をまとった美人が、はんなりと座る姿を想像してみる。
なんともすばらしい休日の過ごし方ではないか。
旅行になど行かずとも、豊かな日々を過ごすことはできるのである。
さて、次はどの花を愛でに行こうか…