あだち花季行第8回 足立区で咲く河津桜「足立区で早咲きの桜をひとり観賞する会」を開催してみた
- 2018年2月28日
- 2022年1月11日
我輩はワガハイである。足立区に生まれ落ちて2年になる。
まだまだ寒い日が続くが、最近、ふんわりと春の気配を感じるときがある。
なにやら桜の気配を感じるぞ。
さくら さくら 弥生の空は…いや、今は如月(2月)だ。どうしたことか?
これは、真相を突き止めねばなるまい。
いざや いざや 見に行かん!
早咲きの桜「河津桜」は足立区でも見られる!
北綾瀬駅から徒歩1分ほどの「しょうぶ沼公園」にやってきた。
どうやら、ここには、早咲きの桜が植樹されているらしい。
公園内の野球場近く、ささやかながらきれいな花をつけている桜を見つけた。
まだ冬の色の濃い園内で、ここだけうららかな春が訪れているようだ。
有名な早咲きの桜だな。
河津桜は、その名の通り静岡県賀茂郡河津町が発祥の桜である。
毎年、河津町には河津桜を愛でようと多くの観光客が訪れるのだ。
河津川沿いの桜並木は、本当にすばらしいと聞く。
我輩も、機会があればぜひ行ってみたいと思っていた。が、河津川まで行かずとも、綾瀬川の近くで見られるとは驚いた(それほど近いわけではないが)。
ソメイヨシノよりも花の色が濃いので、天気の良い日には青空に河津桜の桃色とつぼみの緑が映えてとても美しい。
見ごろが1月下旬から2月にかけてと長く、2月末現在、まだつぼみもあったので、本当に長く楽しめる桜のようだぞ。
その河津桜がなぜ足立区にあるのか?と疑問に感じる者もいるだろう。
実は、足立区と河津桜に縁やゆかりが…あるわけではなく、「長く桜を楽しめるように」と、ソメイヨシノなど3月に見ごろを迎える桜とは花期の違う桜、ということで植樹されたそうだ。
足立区は昔から桜が多く植樹されている地。
白、桃、緑など色形も様々な桜が咲き誇る様子から、「五色の雲がたなびくが如し」と讃えられた名所もあったそうだ。
種類も多く、楽しめる期間も長いとは、すばらしいことではないか。
これから春の観光シーズン。遠出するのもいいが、身近にある桜を愛でに区内を歩くのもいいだろう。
しょうぶ沼公園 |
あとがき
さて、今見ごろを迎えている花といえば梅であるが、実はここにも梅が植樹されている。
残念ながら満開とはいかなかったが、梅と桜を同時に愛でられたのだから良しとしよう。
また、梅であれば3月4日に大谷田公園で「梅まつり」が開催される。
様々な種類の梅が楽しめるぞ。