「あだち花季行」第6回 「香りを愛でるハーブ園」でひとり「ハーブを愛でる会」を開催してみた
- 2017年8月15日
- 2021年12月22日
我輩はワガハイである。足立区に生まれ落ちて2年になる。
暑い。暑いぞ。
日陰にいても、夜になっても暑い。
太陽など見たくもない。しかし、花は愛でに行きたいのは、我輩のサガである。
夕立ちで少し気温が下がったのを見計らって、ちょっと出かけてみるとしよう。
都市農業公園(ハーブ園)
◆「触れて」楽しむ
都市農業公園内、正門から芝生広場、古民家・長屋門、畑を眺めながらぐるっと歩いた先にある「人と自然の共生館」の中に、ハーブ園がある。
白い石畳にガーデンチェア、入口のアーチ。
古民家に田んぼ、畑を横目に眺めてきたせいか、えらくハイカラに見えてしまうな。
なに?花が見当たらない?
確かに、ハーブの花々はなかなかつつましいものが多いな。
しかし、諸君。一度「愛でる」という単語を辞書で調べてみて欲しい。
『め-でる【愛でる】 愛して大切にする。珍重し、賞美する』とある。
そう、「愛でる」のは、別に「目」で観賞する必要はない。
今回は、ハーブならではの「香りで愛でる会」なのだ。
話を戻そう。
ハーブ園は、立ち入ればふわりと良い香りが鼻腔をくすぐる。
ほのかに甘く、清涼感のある香りで、雨上がりのじめじめした空気がここだけ違うようだ。
有名なものだとラベンダー、ローズマリー、レモングラス。
珍しいものだとレモンユーカリなどがあるな。
我輩のオススメはレモングラス。葉に触れるとふわりと爽やかなレモンの香りが楽しめるのだ。
庭の脇にもセージ系の花が咲いていたが、名札がついていない。どうやらいつの間にか根付いていた「野良」のようだな。
◆「飲んで」楽しむ
さて、諸君。ハーブの楽しみ方は色々あるが、やはり「ハーブティー」は欠かせないのではないか?
ハーブ園のハーブは摘み取り厳禁だが、毎週土曜日には園内で採れたフレッシュハーブで作るハーブティーが来園者に振る舞われる。
しかも無料だ。行くしかない。
今の時期だとレモングラスやレモンバーム、レモンマートル、レモンバーベナ、ミントが使われることが多いそうだ。
もちろん、その時に採れるハーブで香りも味も変わるぞ。
ぜひ何回も通って違いを確かめて欲しい。
残念ながら、猫のわが身では味わうことはできないが、やはりニンゲンのご婦人方には人気があるようだぞ。
また、定期的にハーブを使ったクラフト体験も開催しているようなので、ぜひ足を運んでみて欲しい。
※猫舌でない猫がいたとしても、ハーブティーを飲ませるのは止めたほうがいいだろう。食用の植物でも、猫にとって有害になるものがあるからな。また、多くの猫はハーブなどの香りを好まないので、これを見ている同胞や飼い主たちは注意して欲しい。
おまけ
ちなみに、この写真は何の植物かわかる者はいるか?
なんと、「ズッキーニ」だそうだ…。
我輩、キュウリのような実のなり方をイメージしていたのだが、なにやらオドロオドロシイな。
足立区都市農業公園 ■住 所 足立区鹿浜2-44-1 |