お大師さま参拝帰りに立ち寄りたい甘味処
2025年2月27日
「関東厄除け三大師」のひとつとして知られる西新井大師の門前通りには、おいしい甘味のあるお店が数多く揃っています。長い歴史を誇る老舗から、近年オープンのニューフェイスまで、ほっとする甘みが魅力のお店を紹介します。
【この記事で紹介する店舗】
中田屋（なかだや）
西新井大師の目の前に店を構える『中田屋』は、文化2年（1805）の創業といわれ、200年以上の歴史を誇ります。「当時から草だんごはファーストフード感覚で親しまれていたと伝わっているんですよ」とは店主の兼子さん。
草だんごは国産のよもぎの葉を蒸してすり潰したものを練り込んでいるため、日によって色の濃淡や香りの強弱の違いを楽しむこともできます。あんこはこしあん、つぶあん、しおあんの3種類から選ぶことができ、+100円で合盛りにしてもらうことも可能。近年加わったしおあんは淡い色合いが美しく、さっぱりした味わいで人気が高いとか。
草だんごの他にも比較的日持ちするくず餅や、2025年からは草だんご風フィナンシェも登場！ 「海外からの観光客も多いし、あんこが苦手な人に向けて新しい名物をつくりたくて」と兼子さん。歴史ある草だんごと、その風味を受け継ぐ新商品、どちらも西新井大師みやげにぴったりです。
写真はつぶあんとこしあんの合盛りなので1,000円。
【外観・内観】
【店舗情報】
■中田屋
電 話：03-3890-2933
営業時間：10:00〜17:00（だんごがなくなり次第閉店）
定休日：木曜
席：なし
住 所：足立区西新井1-5-12
予 約：可
テイクアウト：可
バリアフリー対応：可
Wi-Fi接続：なし
アクセス：東武大師線大師前駅から徒歩約3分
SNS：https://www.instagram.com/nakadaya_dango/
田口屋菓子舗（たぐちやかしほ）
店内のショーケースにずらりと並ぶ、羊羹、どら焼き、上生菓子。おみやげ用の草団子やくず餅のほか数々の和菓子を扱うのが、昭和14年（1939）創業の『田口屋菓子舗』です。「創業当時はおせんべいを作っていたり、洋菓子を扱っていたこともあったんですよ」と、店主の田口さん。ひとつずつ商品を見直して作り方を変えたり、包装紙の柄も変更するなど、時代に合わせブラッシュアップを続けてきました。「店内でゆっくり食べていける場所がほしい」というリクエストに応え、20年ほど前の改装時には喫茶室も整備。人気商品のひとつであるくず餅は、つるんと滑らかな舌触りに香ばしいきな粉がよく合い、大釜で炊く自家製の黒蜜も濃厚です。
「参道は随分と様子が変わってしまったけれど、昔からお参りの帰りに寄ってくださるお客さんも多いんです」と田口さん。アップデートを重ねながら長く愛されてきた味で、ほっとするひとときを過ごせそうです。
【外観・内観】
【店舗情報】
■田口屋菓子舗
電 話：03-3890-2350
営業時間：9:00〜18:00
定休日：不定休
席：12席
住 所：足立区西新井1-9-13
予 約：不可
テイクアウト：可
バリアフリー対応：要相談
Wi-Fi接続：なし
アクセス：東武大師線大師前駅から徒歩約3分
甘味処 なごみ庵（かんみどころ なごみあん）
2022年に参道の一角に仲間入りした『なごみ庵』は、奥山さん夫妻で営む甘味処。すべて手作りのメニューは、天然氷のかき氷やリクエストに応えて始まったランチ、アルコール、おつまみもそろい、どんな気分にも応えてくれる幅広いラインナップです。
自家製のあんみつは、伊豆諸島産の天草を使った寒天、北海道十勝産の小豆でつくるこしあん、地域ブランドの「沖縄黒糖」のみを使用する黒蜜など、具材ひとつひとつを厳選したもの。たい焼きの生地も数種類の小麦粉を調合し、表面はサクッと、内側はモチっとした食感に仕上がっています。「たい焼きは熱々もいいですが、冷めると味が落ち着いておいしいんです」と奥山さん。「おみやげにもらったものがおいしかったから店に買いに来ました、というお客さんもいて、そういった言葉がとっても励みになっています。いつか他の地域にも店舗を展開していきたいです」。
【外観・内観】
【店舗情報】
■甘味処 なごみ庵
電 話：070-8973-0753
営業時間：11:00〜17:00
定休日：火曜・水曜・不定休
席：20席
住 所：足立区西新井1-9-13
予 約：不可
テイクアウト：可
バリアフリー対応：要相談
Wi-Fi接続：なし
アクセス：東武大師線大師前駅から徒歩約3分
SNS：https://www.instagram.com/753an.adachi/
（この情報は、令和7年1月31日時点のものです）
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