あだち花季行第7回 秋バラ「濃厚な秋のバラをひとり愛でる会」を開催してみた
- 2017年10月23日
- 2021年12月22日
我輩はワガハイである。足立区に生まれ落ちて2年になる。
寒い。寒いぞ。
すぐにでも冬が来そうだ。
急いで秋を楽しまねばならぬ。
意外と、秋に咲く花は多いものだ。
コスモス、ダリア、キンモクセイ、そしてバラ。
春~初夏のイメージが強いバラだが、実は手入れ次第で秋~冬にも楽しめる。
さっそく、愛でに行ってみよう。
ベルモント公園(足立区梅島1-33-7)
梅島駅から歩くこと数分、住宅街の中に公園が見えてくる。
足立区の姉妹都市であるベルモント市(オーストラリア)との友好親善のシンボルとして造られた「ベルモント公園」だ。
なだらかな丘がどこまでも広がっているかのような芝生広場、赤レンガ造りの陳列館、園内に植えられたユーカリ・ブラシノキなどのオーストラリア原産の植物が、異国的で上品な雰囲気を演出している。
立派なユーカリの木や池などに目を奪われがちであるが、実はここはバラもすばらしいのだ。
園内南エリアにある「バラの小道」。
様々な品種のバラがあるが、10月18日現在、3割程度が咲いている。
つぼみも多くあったので、これからしばらく楽しめそうだ。
秋のバラは春のバラに比べ花数は少ないが、一輪に香りや色の成分が凝縮され、濃厚な香りと鮮やかな色合いを楽しめるという。
一輪一輪をじっくり楽しむのが、秋のバラのオツな愛で方なのである。
ところで、園内を散策中、おもしろい植物を見つけた。
「ススキを発見!?」と、猫の本能のままにジャレつこうと近づいたら巨大すぎて面食らったぞ。
どうやらススキではなく、「パンパスグラス」(和名「シロガネヨシ」)というらしい。
これに飛びかかるのは猫とはいえ骨が折れそうなので、ぐっと我慢した。
ちなみに諸君、「ススキ」は「秋の七草(※)」のひとつだな。
春の七草と違い、秋の七草は愛でて楽しむものだぞ。
食べられるものもあるというが、間違っても7つ集めて粥に入れて食べないようにな。
※秋の七草…ハギ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、クズ、フジバカマ、オミナエシの7つ
ベルモント公園 ■住 所 足立区梅島1-33-7 |
あとがき
ベルモント公園では、毎年11月3日(祝)に「あだち国際まつり」を開催しているゾ。
華やかな民族舞踊などのステージや、世界各国の料理を楽しめる屋台、民芸品の販売などで大いに賑わう。
陳列館内でもイベントが行われるので、ぜひ行って見て欲しい。