「あだち花季行」第4回 バラ 早朝のバラをひとり愛でる会を開催してみた
- 2017年5月25日
- 2022年1月11日
我輩はワガハイである。足立区に生まれ落ちて2年になる。
「道の辺の荊の末(※)に はほ豆のからまる君を別れか行かむ」
日本の文献の中で、はじめてバラと思われる植物が登場したのは、「万葉集」の防人(さきもり)の歌だといわれているな。
出征の日、愛する人との離別を悲しんで詠んだものである。
愛しい相手がいるわけでも、どこに出征するわけでもないが、なんとなくロマンチックな気分に浸ってみたくなり、バラを愛でに行くことにした。
※荊の末(いばら/うまらのすえ)…いばら(ノイバラ)の枝のこと
青和ばら公園
住宅街にひっそりとある公園である。
園内には石畳やドーム風のパーゴラ(つる性の植物を絡ませるための棚)、大きなヤシの木(カナリーヤシ)、花壇などもあり、なかなかロマンチックな雰囲気なのだ。
朝は人も少なく、空気もひんやりとしてバラを愛でるにはなかなか良い時間帯である。
青和ばら公園は小さな公園であるが、様々な品種のバラが咲いている。約100種920株もあるそうだ。
見ごろは5月中旬~下旬。もう満開を迎えているぞ。
赤、白、黄色、桃…たくさんありすぎて、そのうち青いバラも出てくるのではないかと思ってしまうな。青井だけに。
青和ばら公園 ■住所:足立区青井3-18-15 |
【花言葉】
愛、美 ※花の色ごとにも花言葉があるゾ。
あとがき
パーゴラの中でバラを眺めていると、フランスの貴族にでもなった気分になるぞ。
扇片手に「おーほっほっほほほほ!」と高笑いをするとそれらしくなりそうだ。やらないが。
ちなみに、足立区では、新田さくら公園(足立区新田3-34-1)やベルモント公園(足立区梅島1-33-7ほか)などもバラが美しいぞ。ぜひ行ってみるといい。
さて、次はどの花を愛でに行こうか…