【当サイトに掲載の各施設等の情報等は、新型コロナウイルス感染拡大を受け、変更となっている場合があります。また、国や都、区の要請に従い、お一人おひとりが適切な行動を取ってください。】

北千住女子-SENJO-が楽しむ千住のニューカマー

2020/03/09

SENJO

写真/YUKO CHIBA、大崎 聡

最近、雑誌やメディアで取り上げられることも多い「北千住」。
今、そんな北千住に「SENJO」と呼ばれる女性たちの"新しいブーム"が起きていることはご存じでしょうか。
「SENJO」とは”北千住女子=センジョ”という意味。
北千住の新しい魅力を再発掘し、北千住を満喫している女性たちのことなのです。
そんな最先端のライフスタイルを突き進む「SENJO」。
今回のテーマは、「SENJOが楽しむ、千住のニューカマー」。
千住に新しい風を吹かせる、最近OPENしたお店をSENJOとともにご紹介します。

今回のSENJOは…

SENJO

SENJO
高橋美穂子(たかはし みほこ)さん
今回千住のニューカマーを巡るのは、北千住駅東口で予約の取れない日も多い人気のヘアサロン「Kiitos(https://beauty.hotpepper.jp/slnH000381990/ )」を構える高橋美穂子さん。大型サロン、ウエディング業界などを経て、現在はご夫婦でヘアサロンを経営されている、群馬県のご出身で足立区在住の30代女性。

 

暮らしを「自分らしく」整えてくれるセレクトショップ

senjo

築60年の古い家をリノベーションした住居兼店舗。

1軒目に訪れたのは、2018年2月15日、北千住東口にOPENした「baku(バク)」。
商店街の通りを曲がってすぐの住宅街の中に、突然現れるセレクトショップ&バー。
高橋さんも「こんなところに……」と驚いていました。

お母様が陶芸家で、生まれながら家庭の中に日本の文化や作品に触れる機会が多い環境で過ごされてきた店長の田代さん。

「カメラマンを目指し仙台から上京し学ぶなかで、だんだんと自分が作品を生み出すよりも、誰かが作り出した作品の魅力を発信していく方が好きだと感じた」ことから、セレクトショップ&バーをオープン。

たまたまお引越し直後だった高橋さんが「日用品は長く使える良いものを持ちたいと思っていたけれどなかなか出会いがありませんでした」とお話しされると、

「うちに置いてあるものは、長く使えるものをセレクトしています。リペアも含め取り扱い方法もお伝えしながら、ご自身だけでなく、後世にも残していけるような商品や作品も数多くご紹介しています」と田代さん。

SENJO


店内を見渡す高橋さんは、
「日用品がそういったもので溢れれば、毎日が楽しくなりそうです。化粧品なども置いてあるんですね。靴下も可愛い色で目移りしてしまいます」と、興味津々。

SENJO

senjo

セレクトの基準やこだわりを伺うと、

「年に数回伺う地方での買い付けでは、“もの”を探しているというよりも、“人”と出会いたいと思い、今あるご縁から横のつながりを大切にしています。作家さんを訪ねて何度も足を運び、顔の見えるおつきあいをしていく中で、作品に込められた思いを深く知ることから僕の買い付けは始まります」

とお話しされる田代さん。

「お店の場所として当初はセレクトショップの多いエリアを検討したこともありました。でも、直営店を持たないブランドさんや作家さんの1点ものも多く、ていねいな思いで作られた作品や商品の価値がお店の多さに埋もれてしまうのがもったいないと感じ、北千住に行き着きました。結果的に、ここは最高としか言いようがないですね。交通の便が良く、セレクトショップの文化もまだ真新しいことはもちろんですが、何より人の暖かさや、飲みの文化が定着している街の雰囲気に惚れ込んでしまいました」

senjo

やさしい雰囲気の店長、田代さん。足立区の「飲み文化」に惚れ込み、ご自身も美味しいお店を巡っています。

 

senjo

田代さんいわく「お客様は千住内外からいらっしゃいます。作家さんに訪れていただくことや、決まったブランドの商品がお好きな方、日本のワインがお好きな方など、生活にこだわりをもった方が多いかもしれません」とのこと。

ちょっと明るい時間ではありますが、せっかくなので、高橋さんにバーを体験してもらいました。

「いくつか、おすすめのお酒はありますか?」

「こちらはぶどうを8種類使っているので、飲んでいる最中に温度でどんどん味が変わっていく楽しいワインです。普段はどんなお酒を飲まれますか?」

「ワインも好きですが、特にハイボールが好きですね」

「これは埼玉のIchiro’s moltというウイスキーです。今、大変人気があり、アルコール感が強すぎず女性におすすめのバランスの良いお酒ですよ」

senjo

「お酒も作家さんの作品と同じ。日本のお酒にこだわり、固定せずさまざまなお酒を楽しんでもらいたいので、基本的にボトルは1本だけの取り扱いです」。
「千住で一番美味しいハイボールを出すお店なのでは」と高橋さん。

「アルコール感が強すぎず、優しくて女性でも飲みやすい。とても気に入りました! お酒についても詳しく教えてくれるので、いつもとは少し違ったお酒の楽しみ方ができて新鮮です」

「お客様には高橋さんのようなサービス業の方も多く、週末だけだったバーオープンも営業日を増やしました。営業時間も24:00までなので、さまざまな業種の方々にお買い物もお酒もお楽しみいただけます」

senjo

氷を入れ、マドラーでゆっくりと混ぜながらうすはりのグラスを冷やして、ウイスキーをワンショット。ここでひと回し冷やしてから、炭酸水(こちらも国産)をマドラー越しに注いで、こだわりのハイボールが完成。

senjo

プレゼントにもおすすめの可愛すぎるパッケージのチョコレートはメイド・イン・鹿児島のkiitosというチョコレート。原材料は、厳選したカカオ豆ときび砂糖だけというこだわり。

senjo

music here! と書かれたパッケージにあるQRコードを読み込むと、このワインに合った音楽が流れる素敵なワイン。「ぶどうの旨味が凝縮された深い味わいでとても美味しいです」と田代さん。

「ていねいに作られた作品・商品を選ぶ時間、こだわりのお酒を楽しむ時間を通して、忙しい日々を送る女性に“自分らしく”いることを思い出してもらえるような存在でありたいです」

店長の田代さんが醸すおだやかな時間が流れる隠れ家へ、ぜひ。

※撮影当時の商品は来店時お取り扱いしていない場合があります。

select gallery & bar " baku "

OPEN日:2019/2/15
所在地:足立区千住旭町21-10
TEL:03-5284-7545
営業時間:13:00〜24:00(うち、バータイムは18:00〜24:00)
定休日:火曜定休&不定休あり

さまざまな年代の人が集う、下町の駄菓子屋さん

senjo

気さくな雰囲気をお持ちの店主・小倉勝実さんは、こちらのお店を始める前に勤めていらした飲食店でもお客さんとの会話が大好きだったそう。
ご家族でもあるわんちゃん達に介護が必要となったことと、ご主人の「駄菓子屋さんのおばちゃんになってみては?」と提案されたことがきっかけで、なんと、ご自宅の車庫を改装して、こちらのお店をオープンされました。
中に入ると、夢の国のような仕掛けが満載。
子供たちはもちろん、ご年配の方や、お店の近くにある洋服屋さんに買い物に来た若い女性もいらっしゃるそうです。

senjo

店内は、膨大な種類の駄菓子はもちろん、心がくすぐられる非売品のおもちゃも多数展示。

senjo

店長の小倉勝実さんは、お店に訪れた方とお話しされるのが大好きなのだそう。

senjo

ご自身も猫ちゃんを飼われている高橋さんは、アイドル猫“シロちゃん”に終始メロメロ。

まずは高橋さんに、駄菓子を思うがまま選んでもらいました。

「懐かしいなぁ。昔は高いと感じたものも、今なら贅沢に選べるのが嬉しいんですよね」

「新しいものも出てきているので、お店に並べる商品を選ぶのも楽しいですよ。ほとんどの種類を置いているつもりです。人気なのはドーナツや、ポテトフライ、某歌手の方がSNSで手元に持った写真を投稿されていたということで、ココアシガレットも一時話題でしたね」

senjo

「好きな駄菓子はいつまでも忘れないですね」と高橋さん。

senjo

都内近郊にある3箇所の駄菓子問屋さんを月に数回巡るそう。

senjo

互いに猫を飼う小倉さんと高橋さんはすっかり意気投合。

夢の国への仕掛け、「ヤカン蛇口」は遊びごころがたまらない。

夢の国への仕掛け、「ヤカン蛇口」は遊びごころがたまらない。

 

選んでもらった商品はこちら!

senjo


お店に通い続ける子供たちについて小倉さんに伺うと、

「小学生くらいの子供たちからすれば、どちらかというと、うるさいおばちゃんなのかも。子供たちにとっての良し悪しを教えるのはお父さんお母さんだけじゃなくていいですよね。ある意味、それこそが下町らしさなのかなとも思います」

「20代、30代の女性とお話しするのも大好き。家族でもない他人だからこそ、話せることもあるでしょう。お仕事や恋愛に全力の時期だからこそ、ここでゆっくりお話しをお聞きするのを楽しみにしています」

と話される小倉さん。
“会話”と“駄菓子”で新しい居場所を作り続ける駄菓子屋さんで、懐かしい時間を楽しんでみてください。


senjo

BOWWOW316

OPEN日:2019/1/6
所在地:足立区千住3-16
TEL:03-6812-0860
営業時間:12:00〜18:00
定休日:火曜・水曜定休

女性に人気のオリジナルスムージー

senjo

こちらの店主は、現在ニューアルバム「25:17」の国内ツアー中の人気ラッパー、VIKN(ヴァイケン)さん。
かつては学芸大駅そばで店舗を構えていたVIKNさんが、北千住の「地元力」に注目したのは2年前。
この場所にオープンさせたのが、オリジナルスムージーなどを提供するジュースバーです。
人気のスムージーシリーズはもちろん、ジュースクレンズ(※)やアロエのショットなど、健康志向の女性をはじめ、男性にも人気のメニューが多く揃います。
さらに、2階にスタイリッシュなイベントスペースがあることからもオープン当初から話題のお店です。

 

※ジュースクレンズ…内臓を休ませ身体の浄化を促すために、固形物を一切取らず、新鮮な野菜や果物を低速回転ですり潰し、強い圧力で時間をかけて搾汁する粉砕・圧縮製法のスロージューサーで作られた「コールドプレスジュース」のみを摂取すること

senjo

senjo

まずいただいたのは整腸作用の高い国産キダチアロエのショット。「このお店でいちばんマズいメニューだと思いますが、整腸作用があるんですよ」とVIKNさん

senjo

オーダーしたのは色鮮やかなRedWave。りんご、トマト、いちご、ビーツを低速でミキサーにかけた一品。女性には嬉しいむくみ解消やアンチエイジングなどの効果が。

「美味しいし、飲みごたえがあります。これだけでもお腹いっぱいになりそう」

そう話す高橋さんに、VIKNさんは、

「この仕事をする前にアパレルの仕事をしていたんですが、NYに買い付けに行っていた6、7年前、忙しかったのと、まちにたくさんのジュースバーがあったことから、食事代わりのスムージーに出会いました。当時身体の調子がそれほどよくなかったんですが、これを飲むようになって体調が改善されたので、これを日本にも持っていきたいなと。うちのメニューは全品オリジナルです」

と、開業の背景を語ってくださいました。

senjo

いただいたのは120オンス700円。「ずっしり重みがあります」と高橋さん

senjo

あまりに綺麗な色合いに思わずインスタにアップ。紙のストローのデザインもアクセントに

senjo

壁一面に大きく掲示されたメニュー表。ほぼ全てのメニューを2周ほど経験されたお客様の中には、好きな食材を組み合わせたオーダーメイドに挑戦される方も。

「こっちに店舗が移ってから、お客さんとの距離が近くなりましたね。常連さんと飲みに行くこともあります。それに、お客さんがジャンルレス。80代のおじいちゃんからお子さん連れのお母さんだとか、学生さんも。人の目を気にしすぎていない、自由な雰囲気があって、自分も千住に引越してからはますます、このまちが気に入ってます」

このVIKNさんのお話には、同じ千住で商売をしている高橋さんも深くうなずいていらっしゃいました。

「こちらのお店もそうですけど、お酒でつながれるまちって、いいですよね。先程いただいたアロエのショットは、二日酔いの日に効きそうです(笑)」

senjo

人気のランチメニューはタコライスで、タコスの上に、産地直送国産米のライス、絶品ベビーリーフと、鶏ハムとチーズ、フレッシュトマトをオン。スープとスムージーがついて900円+税。野菜エキスたっぷりのスープも絶品

2階のイベントブースは、4名〜30名まで利用可能。
お子さん連れのパーティなどにも使い勝手よく、ティピーやオムツ替えスペースも完備。
ナイトシーンではVIKNさんのDJイベントが開催されることもあるそう。
「1階でご注文いただいて、貸切でなければ2階でお食事いただくことも可能です。椅子が苦手な小さなお子さん連れの方はフロアに席も用意していますので、気軽にご利用いただければ」

とVIKNさん。

ヘルシーメニューと友人達との楽しい会話とで、身も心もリフレッシュできる空間を、ぜひ楽しんで。

sento

2階貸切は30名より可能。1階のメニューのほか、ケータリングもオーダーできる

senjo

犬連れのお客様も大歓迎とのこと。この可愛いワンちゃんは看板犬のジュースくん

senjo

ラッパーとして活躍する実力派。

JUICE BAR ROCKET

OPEN日:2018/12/13
所在地:足立区千住1-1-10
TEL:03-6874-0626
営業時間:11:30〜20:00
定休日:火曜定休

こちらもニューカマー!「本と酒 スナック明子」

こちらは2019年12月にオープンしたばかりの、本を買えるスナック「本と酒 スナック明子」。
席のチャージに本を1冊購入いただくシステムです。
この記事の筆者でもある千住3丁目の出版社「センジュ出版」代表のわたくしがママとなって、人気コッペパンのお店の2階でオープン。
夜間のみ間借りして、週に3回ほど不定期で営業しています。
営業日など詳細は各SNSを。

Twitter @bookbarAKIKO
Instagram @bookbarakiko
Facebook @bookbarAKIKO

所在地:足立区千住4-19-16 2583デリコッペ2F
営業時間: 19:00〜23:00
お問い合わせ:https://ux.nu/jbtrX

senjo

おわりに

「北千住で美容室を初めた当初は、電車の便が良くて、お買い物なども駅近で、何となく便利だな……という印象しかありませんでしたが、今回さまざまなお店を回って、こんなにもいろいろな想いが詰まった面白い店があるのだと改めて気づきました。
お店の方々も人との繋がりを大切にされている方が多く、おしゃれなのにどこか気張らず、居心地の良い店が多いと思います。
これからは、もっと千住散策を楽しめそうです」

と、高橋さん。

千住のニューカマーめぐり、みなさんもぜひお楽しみください。

 

この記事を書いたのは…吉満明子(よしみつあきこ)さん、阿部はる菜(あべはるな)さん

吉満明子

自宅そばの千住三丁目でひとり出版社「センジュ出版」と6畳ブックカフェを手がける編集者。
千住大川町在住、一児の母。2015年、千住3丁目に株式会社センジュ出版を設立。
事務所の一角の6畳和室スペースにちゃぶ台のあるブックカフェ「SENJU PLACE」を運営。
「千住紙ものフェス」「センジュのがっこう」など、まちのイベントのプロデュースも多数手がけ、現在は足立区文化・読書・スポーツ総合推進会議委員も務める。
編集協力に「あだちのオハコ」(足立区観光交流協会)「あだちのものづくり物語」(足立区工業会連合会)。2020年1月28日に著書「しずけさとユーモアを 下町のちいさな出版社 センジュ出版」がエイ出版社より発売。

阿部はる菜

出版社広告部を退職し、2019年12月より「センジュ出版」にて企画編集などを担当。音楽とキャンプが好きな一児の母。

【センジュ出版】http://senju-pub.com/

-ピックアップ