千住のまちのおいしいお土産ガイド

  • 2017年9月25日
  • 2022年1月21日

千住さんぽで見つかるおすすめ手土産品

秋は千住地域でもイベントが盛りだくさん。
駅から開催地まで千住のまちを歩く中で出会う、おいしい手土産のあれこれ。
今回は目移りしてしまう手土産品の中から、気軽にに寄ることができる4店の品々をご紹介。

ご帰宅後も、千住の味をぜひお楽しみください。

自家焙煎の味を自宅でも「珈琲物語オリジナルセット」

コーヒーモノガタリ
【左】有田焼を中心に揃えられたコーヒーカップが300ほど並ぶカップボード。実はマスターお手製のものがそのうち1割くらい。
【右】自家製アップルシナモンケーキは甘さもボリュームも控えめで食べ飽きない一皿。このコーヒーカップもマスターのお手製。※マイルドブレンドかアイスコーヒーとのケーキセットは820円

千住三丁目の喫茶店「珈琲物語」は、昭和62年年末のオープン。
店内に設置された焙煎機で自家焙煎されたコーヒー豆を丁寧にドリップして、300を超える、それぞれ異なるデザインのコーヒーカップで提供しています。
トーストやサンドイッチ、自家製ケーキも選べるメニューはドリンクを中心に全65種。
常連のお客さんも多く、まちに愛される名店です。
ここでのおすすめ手土産品は、自宅でもこのお店の味を楽しめるコーヒー豆とドリップバッグのオリジナルセット。
それぞれ単品でも購入可能、他にボトルアイスコーヒーもサイズ違いで2種類揃っています。
千住の味をぜひ、お持ち帰りください。

このお店のおすすめ手土産その1
「珈琲物語オリジナルセット」 770円

150gのコーヒー豆1パックとドリップバッグ4つのセット。
ドリップバッグはマグカップで一杯ずつドリップできます。
■定価:1,650円〜
<単品>
コーヒー豆:570円〜620円
コーヒードリップバッグ:200円

このお店のおすすめ手土産その2
「ボトルアイスコーヒー」 50ml530円

お店の味をそのままボトル詰め。
家庭でアイスコーヒーやアイスカフェ・オ・レを楽しむことができます。
500ml:550円
1000ml:1030円

コーヒーモノガタリ
【手前】珈琲物語オリジナルセット/【奥】ボトルアイスコーヒー

お話を聞いたのは…
代表 望月章雄さん

「北千住で30年間、自家焙煎の珈琲を提供しています。深煎りの珈琲は特に人気で、当店の珈琲を求めて遠方からご来店される方もいらっしゃいます。
今回ご紹介したお土産品は、周りの“コーヒー好き”“な方にお渡しいただけますと嬉しいです。
30年間焙煎にこだわってきた証が、この豆に詰まっていることをおわかりいただけると思います。ぜひご賞味ください」

千住宿 珈琲物語(せんじゅじゅく こーひーものがたり)

■所在地:足立区千住3-6(下記地図A)
■電話番号:03-3882-5524
■営業時間:月・水~土曜日…8:00〜20:00/日曜日・祭日…9:00〜20:00
■定休日:毎週火曜日

ボリューム満点コッペパン「2538 kichen DELI coupéのコッペ&キッシュ」

ニコミヤ
店内にはわずかに席も用意されていて、テイクアウト専門ながら空いて入れば店内で食事することも可能。

千住地域で4店舗を営業するシーセカンドグループの新規店は、2017年7月にオープンした「2538 kichen DELI coupé」。
グループのキッチン工房として活用する予定が、「どうせ仕込みをするなら店舗の営業時間外にまちを歩くお客様にもお得に本格的な味を楽しめるメニューを提供できる直売所を併設しよう」と開店に至ったのだそう。
無添加全粒粉のコッペパンと、卵をたっぷり使ったキッシュのテイクアウトを利用することができ、コッペパンは「パンをお皿にDELIを食べる」というテーマで、女性でも2つ食べられる、小ぶりなもの。
熊本のパン職人、野本さんが作る、阿蘇の水を用いた無添加全粒粉のオリジナルで、生地にしっかりとした味が楽しめるのが特徴です。
このパンに具だくさんのDELIを挟んだメニューは常時12種類。
一方のキッシュは、生地を練るところから手がけるこだわりぶり。
平飼いのこだわり卵をたっぷりと使用しているので、ボリュームがありながらもふんわりとした食感を楽しめます。

ニコミヤ
地域とつながるきっかけ作りとして、外壁の黒板には自由にコメントを書き入れることができる。

このお店のおすすめ手土産
「コッペパン&キッシュ」  1個180円~

 

ニコミヤ
コッペパンは飲食店を展開するお店ならではのおいしいおかずはもちろん、おやつにも食べられるスイーツメニューも豊富で、女性に嬉しい品揃えです。キッシュはまるでケーキのような見た目の、ボリューミーな一品。ワンカットでも満足できます。

厚切りローストポークコッペ:280円
あん生&クリームチーズコッペ:220円
たっぷりキノコとスモークチーズのキッシュ:350円
コッペパン:180〜380円
キッシュ:280円〜350円
※写真は組み合わせ例

 

お話を聞いたのは…
株式会社シーセカンド常務 富井真介さん

「売り切れまでの営業となっており、毎日少量生産で恐縮ですが、地域の皆様と触れ合える直売所をと、スタートさせました。
お客様の笑顔を見ることが嬉しい日々です。
ぜひ一度お立ち寄りください」

 

 

2538 kitchen DELI coupé(ニコミヤキッチン デリコッペ)

■所在地:足立区千住4-19-16(下記地図B)
■電話番号:03-3870-5600
■営業時間:11:00~19:30(売切れ次第終了/営業時間は変更の場合あり)
■定休日:無休(年末年始以外)

ラベルも華やかなあだちの地酒「成田酒店のあだち桜エール」

ナリタサケテン
日本酒の品揃えに力を入れつつも、焼酎、ベルギービールなども豊富なバリエーションを誇る。

昭和元年創業の成田酒店は、お酒が大好きな店主が、各地の試飲会を渡り歩き、かつ全国の蔵元にも足しげく通いつめて選び抜いた銘酒を販売するこだわりの酒屋さん。
特に力を入れている日本酒はもちろんのこと、本格焼酎、国産ワイン、ベルギービールなども目利きが光る品揃えです。
蔵元のみならず地域の飲食店からの信頼も厚く、また店頭で旬に合わせた試飲会を開催していることもあって、地元に愛されるお店として人気を博している成田酒店。
実は、区民まつりに出店されます。当日は虹の広場と実店舗で、美味しいお酒をお買い求めください。

ナリタサケテン
この季節の日本酒はひやおろしがおすすめだそう。
他に味にこだわる女性にもおすすめの焼酎、ベルギービール、リキュールなど。

このお店のおすすめ手土産その1
「あだち桜エール」 1本360円

ナリタサケテン

日米桜交流100年を記念して作られた商品で、ラベルは千住在住イラストレーター、なかだえりさんによるもの。
区内舎人公園にある桜の花より酵母を採取した発泡酒はほんのり桜色で、少し甘味を帯びた味は女性に人気です。
1本:360円
3本入りギフト:1,171円
6本入りギフト:2,314円
※いずれも税別

このお店のおすすめ手土産その2
「清酒 千住」 特別純米1,019円/特別本醸造1,278円

ナリタサケテン

昭和20年代から30年代にかけて千住桜木町に蔵を構えていた太田酒造に製造を依頼した、味にふくらみのある地酒です。
こちらも、ラベルは千住在住イラストレーター、なかだえりさんによるもの。
<特別純米>
720ml:1,019円
1.8L:1,944円
<特別本醸造>
720ml:1,278円
1.8L:2,454円
※いずれも税別

お話を聞いたのは…
 店主 成田一司さん

「最近は女性のお客様も多くご来店されます。店頭の試飲会など開催すると、美味しそうに飲んでくださって嬉しいですね。並んでいるお酒についてわからないこと、知りたいことがありましたら、ぜひお声がけ下さい」

ナリタサケテン

全国銘酒処 成田酒店(ぜんこくめいしゅどころ なりたさけてん)

■所在地:足立区千住中居町25-12(下記地図C)
■電話番号:03-3881-6056
■営業時間:9:30〜20:00
■定休日:毎週水曜日、第3日曜日

アールグレイの香りにうっとり「SUZAのクリームパン」

スザ
【左】厳選したインポーターから仕入れるワインはグラスワインで580円〜。ボトルは2800円〜。
【右上】この日の前菜9種盛りは、鴨のスモーク、パテドカンパーニュ、豆アジのエスカベッシュとバタフライピーのジュレ、レバーペースト、エビのカダイフ揚げとフルムダンベール、猪のハムのカナッペ、グジェール、白えびのマリネ、ホタテのマリネ。この一皿で1,680円。
【右下】店内販売のパンはブリオッシュやカンパーニュ、ビエノワなど常時30〜40種。

2015年にオープンした「SUZA bistro et bourongerie」。
「SUZA」は、オーナーシェフ・須崎昭治さんのお名前から取ったもの。
開店から2年ですでに常連さんも多いこのお店の特徴は、店頭に設置された「ブーランジェリー」。
ブーランジェリーとは、法律で定められたパン屋さんの呼び名で、パン屋さんの中でも「店舗に常駐する職人さんが自分で小麦を選び、粉をこねて、冷凍処理などを一切せずにパンを焼いて売るお店」のこと。
SUZAは、ビストロでありブーランジェリーでもある、ふたつの顔を持っているのです。

18歳のころから飲食一筋、フランス料理を経験し、あの日比谷の名店「アピシウス」の初代料理長でもある、故・高橋徳男シェフのもと、六本木「パ マル」でも経験を積んだ須崎さん。
須崎さんがお店を立ち上げる際に声をかけたのが、同じく18歳の頃からパンを作り続けてきた16歳年上の星野久和さん。
須崎さんが「パンを教えて欲しい」と星野さんに声をかけたところ、「それなら俺にやらせろ」と答えが返ってきたそう。

そんなお二人がはじめた「SUZA bistro et bourongerie」は、天然酵母と国産小麦を使用している常時30〜40種の無添加パンが大人気のパンと、ワイン、ジビエを中心としたフレンチを楽しめるお店として人気を博し、星野さんの作るパンは今ではテレビに紹介されるほどとなっています。

このお店のおすすめ手土産
「紅茶のクリームパン」 180円

スザ

四角い形がユニークなクリームパンは、重さずっしり。中にはアールグレイの茶葉をふんだんに使った上品な甘さのクリームがしっかりと詰まっています。

お話を聞いたのは…
 オーナーシェフ 須崎昭治さん

「お一人でいらっしゃる女性のお客様も多い店です。年中新鮮なジビエが長野から届きます。お食事に合わせてご用意するパンをおかわりできますので、ぜひパンと料理のマリアージュをお楽しみください」

スザ

SUZA bistro et bourongerie(スザ ビストロ エ ブーランジェリー)

■所在地:足立区千住寿町2-16 サンモール千住1階(下記地図D)
■電話番号:03-5284-8863
■営業時間:11:30~~15:30・18:00~23:00
■定休日:水曜日、第3火曜日

 

千住のまちのおいしいお土産ガイド(地図)

 

(この情報は、平成29年9月22日時点のものです。)

いかがでしたでしょうか?
本当はもっともっとご紹介したい店舗、商品もあるのですが、
今回はあくまで駅から区民祭り会場である「虹の広場」への往復の中でのチョイスとさせていただきました。

お祭り当日はもちろんのこと、後日にも楽しめる千住のまちを、心ゆくまでご堪能ください。

 取材・撮影:吉満明子(センジュ出版)

吉満明子(よしみつ あきこ)さん

吉満代表

自宅そばの千住三丁目でひとり出版社「センジュ出版」と6畳ブックカフェを手がける編集者。
千住を中心とした「まちの編集・まちの発信」に力を注ぐ。
センジュ出版の最新刊は、千住を舞台としたNHKの地域発ドラマの小説版『千住クレイジーボーイズ』。
11月4日には実行委員を務める「第2回千住紙ものフェス」を千住四丁目氷川神社にて開催。

■センジュ出版HP
http://senju-pub.com/

 

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